夢の三角木馬

ما رأيت وما سمعت

「Belle and Sebastian / Girls in Peacetime want to dance」(9.5点)

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1月はこればっかり聴いてた。しかもまだ聴き足りてない感じもある。
ベルセバに関しては僕は2006年作「The life pursuit」をきっかけに知った人間なので、
それ以降の所謂「明るい」ベルセバが好きな訳で、
初期の暗くじめっとした音楽を期待していたファンにとっては
今作の反応を見る限り落胆している様子であったけど、
僕は2000年代以降のベルセバとしては一番大きな挑戦作であったように思える。
それは6曲目「Enter Dylvia Plath」のような今までのベルセバからは想像できないような
エレクトロポップチューンを繰り出して見せたり、
一曲目「Nobody's Empire」は初めてバンドのフロントマンである、
スチュアート・マードック自身の物語を歌ったりと、
この作品からは新しい発見が尽きない。
前作から5年の月日をかけてまた新しい一歩をこのアルバムで踏み出そうとしている。