夢の三角木馬

ما رأيت وما سمعت

「M83 / Saturdays = Youth」(9.1点)

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うーん、これはいいぞ。去年、同バンドの2011年作「Hurry up, we're dreaming」を聴いてかなりアンテナ的にビビビっと来て一時期どハマリしていたんで、今回はその3年前、2008年の作品「Saturdays = Youth」を聴いてみることになったんだけど、うーん、良い。「Hurry up,~」は所謂コンセプトアルバム的な部分もあってか、全体のまとまりのために短尺の曲や長尺の曲たくさんの曲がそれぞれ流れに沿って置かれてて、ついつい聴き流してしまう曲もあったんだけど、この作品は一曲一曲がそれぞれの曲の持ち味を生かしていてとても濃い。聴けば聴くほど全11曲のそれぞれ異なった色が見えてくるし、「Hurry up,~」よりもサウンド面での多様さに長けてる印象があって、単なる「シューゲイザー+エレクトロ」の表現では収まりきらない様相がある。もしかしたら個人的にメロディー面でこっちのアルバムの方が好きなだけかもしれないな。いやー、これは益々過去作を掘って行きたくなりますなぁ