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夢の三角木馬

ما رأيت وما سمعت

(漫画)「ねじまきカギュー(7.7点)」

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10巻あたりまで読んでいた僕なら間違いなく10点評価をつけていただろう。あらすじは、主人公の一人である鉤生十兵衛(カギュー)が、もう一人の主人公である葱沢鴨を巡って「愛とは?」をテーマにカギューを取り巻く人々と対峙していくラブコメアクション漫画であるのだが、最終章に突入していくまではカギューを中心として様々な障害と立ち向かっていくとてもアツいバトル漫画で、最終章は諸悪の根源である「愛を知らない男」と葱沢鴨が対立していき、そしてその後を描いたものであるが、この最終章がとても初期と温度差がありすぎて、よくわからない哲学を展開させながらとても後味の悪い結末を迎えることになる。自分にとって、これは勿体無いことをしたなぁ、と思ったのは最終話である。最終話の前の話で、この次の最終話はどうなるのか、と読者に思わせるような大きな引きをしていたにも関わらず、最終話で解釈によってはどうとでもとれるような、いわゆる読者任せの終わらせ方をしてしまったことである。とても暗い雰囲気の最終章に入った時点で僕は納得のいかない気分であったが、こういった丸投げは1巻から買っていた僕としてはちょっと無いんじゃないかなと思ってしまった。