「さよならポニーテール / モミュの木の向こう側(9.8点) / 魔法のメロディ(10点) / きらきらのEP(8.0点) / なんだかキミが恋しくて (9.5点) /空も飛べるはず(5.6点) / 青春ファンタジア(8.7点) / 新世界交響楽(8.5点)」
「モミュの木の向こう側」
「魔法のメロディ」
「きらきらのEP」
「なんだかキミが恋しくて」
「空も飛べるはず」
「青春ファンタジア」
「新世界交響楽」
「青春ファンタジア」の発売からちょうど一年が経って発売された久々の新作「新世界交響楽」(途中「秘密の時間」が限定販売されてたけど、それはノーカンね)、全4曲入りで「放課後せれな~で」ではゲストボーカルにイラストレーターの岸田メルが参加するという奇抜さ。これから益々さよポニの動向がわからなくなってくる気がするんだけど、一番に感じたのがメジャーデビュー作「魔法のメロディ」から随分かけ離れた音楽をやってきているなぁ、とは思った。別に今のJ-popにありがちな打ち込みを多用したピコピコの音楽をやっているのも悪くないし、インディーズの頃には考えもしなかったロックチューンをやっているのも悪くない。なぜかというと言うと去年発表した「青春ファンタジア」の時よりもまた一味違う音楽をやっている気もするからだ。つまり「さよならポニーテール」というユニットは絶えず変化し続けていることがわかる。それは音楽の面だけではなくて、メンバーや「神さま」が交代していることに対する意味でもある。でもそれが周囲の抵抗なしに出来ることが覆面アーティストの持つ利点なんじゃないかなぁ、と僕は思う。でもその変化は断続的にYoutubeにアップされている「季節ソング」を介して今の「さよポニ」を知ることが出来る。でもファンの中にはこういった変化を受け入れられずに、初期のさよポニにだけ固執している人がいるかもしれないが、別にそのような人がいても不思議ではないと思う。だがしかし、さよポニは変わり続けていく。それは「新世界交響楽」の4曲目「わ~るど(みたいな)」の歌詞で暗に示されているので聴いてみるとよい。