夢の三角木馬

ما رأيت وما سمعت

「coldplay / ghost stories」(8.5点)

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とりあえずこのアルバムを三回ほど繰り返して聴いた時点での僕の感想を述べてみる。

まず初めに、アルバムのジャケット、アートワーク、曲のどれもがこの5月20日という初夏の時期にリリースされるにふさわしくない寒々とした雰囲気を感じた。そのちぐはぐな感じをあえて狙っているのかはともかくとして、前作のある意味行き過ぎているくらい明るく輝いている曲群はなりを潜め、静かにメロディーが進行していく盛り上がりのない曲が淡々と進んでいく。そして段々リスナーが穏やかな流れに飽き始めた頃に「A Sky Full Of Stars」で最高の盛り上がりを見せる。僕としては最近明るいアップテンポの曲を聴きすぎているせいか、こういう落ち着いたテンポの曲を欲していたから、今の僕にはピッタリハマっているアルバムでよかった。でも発売前に至る所で賛否両論があったように、coldplayはこういう所謂「商業音楽」から目を背けたような音楽を作っている割には、絶賛大衆EDMで人気急上昇中のAVICIIとかをプロデューサーに起用していたりするんだよね。謎だなぁ

あと今の僕にはこのアルバムはとてもしっくりきているけど、半年もしたら「つまらないアルバム」としてこき下ろしているに違いないな