「Foster the people / Torches」(8.2点)
Foster the peopleといえば何年か前に「pumped up kicks」という曲がとても売れたバンドだけど、その「pumped up kicks」が入っている1stアルバム。正直そのよく目当てで買ったんですけど、他にもいい曲がたくさんありました。もっと言うと「pumped up kicks」がこのアルバム中では特異なものを発しているようにも見えてきます。どういう意味かというと、これだけポップでひねくれた明るい曲がこのアルバムにたくさんあるのに、この曲だけすねた視点から描かれている歌詞であったり、妙に力がかかっているボーカルの声、どことなく違和感を感じてしまいます。でもそれがアルバム全体の雰囲気を壊すことなくこのアルバムの2曲目を飾っているのは素晴らしいことだと思います。このアルバムは商業的なセールスを獲得しましたが、そのような先入観で聞くべきではないと感じます。